欧州連合(EU)加盟国で55歳以上が人口に占める割合は、2010年に30%となった。1990年時点の25%から大幅に拡大しており、2060年までには40%前後に達する見通しだ。EUの統計局ユーロスタットが明らかにした。
55歳以上の割合は全加盟国で拡大。2010年時点で最も低いのはアイルランド(21%)、最も高いのはドイツとイタリア(共に33%)だった。
一方、高齢者の雇用も過去10年で大幅に増加。60~64歳の就業率が最も低いのはハンガリー(13%)、最も高いのはスウェーデン(61%)となっている。EU27加盟国の20~64歳の就業率は2010年時点で68.6%と、2000年の水準から2.1ポイント伸びている。一方、55~59歳は10.6ポイント上昇し60.9%に達した。60~64歳は30.5%と、7.5ポイント上がっている。
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