英中銀イングランド銀行による1月の金利と資産購入規模の据え置きは、前月に続き全会一致の決定だったことが、25日に公開された金融政策委員会(MPC)の議事録で明らかになった。
同行は11~12日に開いたMPCで、政策金利を過去最低の0.5%に据え置くことを決定。同時に、金融資産買い取りによる量的金融緩和策の規模も現状の2,750億ポンドに維持することを決めた。
一部の委員からは、インフレ率が目標値の2%を下回る可能性が出てきたため、「資産購入規模の拡大が必要となる見込みが強い」との意見も出た。一方で、「インフレリスクのバランスは微妙。中期的に見て目標値を下回るかどうかは不透明」との反対意見もあった。この結果、現行の資産買い取りプログラムが終了する前に、規模を拡大する必然性はないとの結論に至った。政府統計局(ONS)によると、昨年12月のインフレ率は4.2%と、3カ月連続で減速している。
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