• 印刷する

デジタル通貨導入へ作業部会 英中銀と財務省、リスク見極め

英中銀イングランド銀行と財務省は19日、「中央銀行デジタル通貨(CBDC)」の導入を検討するタスクフォースを設置したと発表した。CBDCのメリットやリスクを見極め、導入の可能性を探る。

中銀はCBDCについて「イングランド銀が発行し、一般世帯や企業が使用できる新たなデジタル通貨」と説明。「既存の現金や預金と併存するもので、これらにとって代わるものではない」としている。CBDCは英通貨ポンド建てで、CBDC10ポンドは常に現金10ポンドと同じ価値を持つ。

中銀は、中銀発行のこうしたデジタル通貨を導入することにより、「ビットコイン」に代表される民間発行の仮想通貨がもたらすリスクを回避できるとみている。

政府と中銀は併せて、技術専門家の助言や金融機関、企業、市民団体、消費者などの意見を取り入れるためのフォーラムもそれぞれ新設する。

なお、欧州委員会と欧州中央銀行(ECB)は1月、デジタル通貨「デジタルユーロ」の導入に向けた検討を開始。今年半ばにも、デジタルユーロ発行を巡る判断を下すとしている。[EU規制]


関連国・地域: 英国
関連業種: 金融IT・通信

その他記事

すべての文頭を開く

イベルドローラ、UAE社と英国で洋上風力(07/11)

英仏、新たな移民対策を発表 「1人入国、1人出国」(07/11)

英政府、日本への投資拡大で協力覚書(07/11)

ロイヤルメール、2級郵便の土曜配達を廃止(07/11)

中銀、住宅ローン要件を緩和=融資増認める(07/11)

住友商事、英クリーンエネルギーに大型投資(07/11)

CBI、ロンドン証取からの企業流出に警鐘(07/11)

賃貸物件数、大幅減少続く=家賃高騰の恐れ(07/11)

グリーナジー、バイオディーゼル工場を閉鎖(07/11)

英政府、住宅ローン保証へ 購入支援でスキーム導入=報道(07/10)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン