ドイツ連邦陸運局(KBA)は7日、3月の新車登録台数が29万2,349台となり、前年同月比35.9%増加したと発表した。前月の19%減からプラスに復帰した。
メーカー別に見ると、ドイツ車はフォルクスワーゲン(VW)が39.1%拡大。オペルは75.1%増えている。
高級車はダイムラー傘下の「メルセデス・ベンツ」が36.7%伸び、超小型車「スマート」は4倍超に拡大。ポルシェは55%増えている。VW傘下のアウディは17.6%、BMWは17%それぞれ上向いた。
外国メーカーは米国のフォードが9%増え、テスラは63.6%伸びている。フランス勢はルノーが63.1%上向き、プジョーと姉妹ブランドのシトロエンはそれぞれ78.4%、57.1%のプラスだった。
日本勢は、トヨタ自動車(レクサス除く)が31.5%増加。マツダは50.5%、スズキは17.2%それぞれ拡大した。日産自動車は8.5%伸びている。半面、ホンダは33.3%縮小。三菱自動車は33%、スバルは9.8%それぞれ減った。
燃料別ではガソリン車が全体の39.4%を占め、販売台数は7.1%のプラス。ディーゼル車のシェアは22.1%で、販売台数は5%減った。ハイブリッド車(HV)と電気自動車(EV)の販売台数は共に3倍弱に拡大している。
1~3月の累計登録台数は全体で65万6,452台となり、1年前から6.4%減っている。
■輸出は23%増
ドイツ自動車工業会(VDA)によると、加盟メーカーの3月の輸出台数は29万6,100台となり、前年同月比で23%増加。生産台数は29%増の37万3,900台だった。
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