• 印刷する

ハイネケン、8千人整理へ=通期は49%減益

オランダのビール大手ハイネケンは10日、従業員の10%弱に当たる8,000人を整理すると発表した。事業再編計画の一環で、向こう3年で20億ユーロのコスト節減を目指す。

同社は昨年10月に、各拠点での効率性を見直す考えを表明。利益率と生産性の改善に向け、約8万5,000人の従業員のうち8,000人を削減することを決めた。これにより、人件費は3億5,000万ユーロ削減されるという。

■通期は49.4%減益

ハイネケンは併せて、2020年12月通期の純利益が11億5,400万ユーロとなり、前年同期比49.4%減少したと発表した。新型コロナウイルス感染封じ込めのための規制を受け、全地域で減収となった。

売上高は197億2,400万ユーロと、継続事業ベースで11.9%縮小。ビールの販売量は2,216万キロリットルと、実質8.1%減った。うち主力の「ハイネケン」は0.4%落ち込んでいる。

ハイネケンは今年について、上半期(1~6月)は新型コロナのパンデミック(世界的流行)の影響が続くが、年末に向け市況は徐々に回復すると予想。しかし、通期の売り上げと営業利益、営業利益率はいずれも19年の水準を下回るとの見通しを示している。[労務]


関連国・地域: オランダ
関連業種: 食品・飲料マクロ・統計・その他経済雇用・労務

その他記事

すべての文頭を開く

オランダ失業率、5月は3.8%で横ばい(06/20)

オランダ住宅価値、今年は5%上昇(06/20)

JAL、メーブと次世代航空機の開発で覚書(06/19)

オランダ鉄道、一部路線で17日にスト(06/17)

伊藤忠、センサスと「イヌリン」の販売契約(06/17)

オランダのインフレ率、5月は3.3%(06/16)

食肉ビオンの独事業売却、競争当局が阻止(06/16)

ハイネケン、メキシコに28億ドル投資へ(06/13)

温室効果ガス排出量、7%増加=第1四半期(06/12)

スキポール空港、虚偽の爆弾予告が急増(06/12)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン