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GSK、ワクチン共同開発へ キュアバックと来年の実用目指す

英国の製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)は3日、独バイオ医薬品会社キュアバック(CureVac)と、新型コロナウイルスのワクチン候補の開発で提携すると発表した。

両社は複数の変異株に対して有効性を持つ、次世代のメッセンジャーRNA(リボ核酸、mRNA)ワクチンの開発に1億5,000万ユーロを投じる。関係当局の承認を経て、2022年の市場投入を目指す。

GSKは7,500万ユーロの前金を支払い、新ワクチン候補のスイス以外の国での製造販売業者となるほか、ドイツとオーストリア、スイス以外の国での開発・製造・販売の独占的権利を取得する。さらにマイルストーン(事前に取り決めた目標を達成したときに支払われる一時金)として7,500万ユーロを支払う。

新たなワクチン候補の開発は、キュアバックが開発した第1世代のワクチン候補「CVnCoV」をベースに進める。CVnCoVは現在、第2b、3相試験の段階にある。 GSKは、年内にこのワクチン候補1億回分の生産を支援する。

両社は昨年7月、戦略的提携を締結。GSKはキュアバックの株式約10%を1億3,000万ポンドで取得するとともに、ワクチンに用いられるmRNA技術の開発資金1億400万ポンドを提供すると発表していた。


関連国・地域: 英国ドイツEU
関連業種: 医療・医薬品

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