新型コロナウイルスの累計感染者数が世界全体で1億人を突破した。米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、27日午後3時時点(協定世界時)で1億44万1,945人に増加。昨年11月ごろに流行第2波の勢いが増して以来、世界における1日当たりの新規感染者は一定して50万人を超えている。
世界の累計感染者数は、昨年4月2日に100万人に到達。以降、6月28日に1,000万人、11月7日に5,000万人を超えた。9,000万人を突破したのは今年1月10日のことで、3週間足らずでさらに1,000万人増えた格好だ。累計感染者数のうち半数を感染者数の多い上位6カ国(米国、インド、ブラジル、ロシア、英国、フランス)が占める。
欧州で最も感染者数が多いロシアは、累計373万3,692人。これに次ぐ英国は370万302人に上る。同国政府はワクチン接種を強化しており、26日までに716万人超が1回目の接種を完了。2月半ばまでに高齢者など感染リスクの高い人たちへ少なくとも1回目の接種を終え、秋までには全ての成人にワクチンが行き渡るようにしたいとしている。
欧州の主要国では、フランスが累計感染者数313万8,498人と、英国に次いで多い。スペインは262万9,817人、イタリアは248万5,956人、ドイツは217万4,856人となった。欧州連合(EU)加盟各国でも2020年末からワクチン接種が始まったものの、ドイツやフランスなどでは展開の遅さに国民から不満の声が上がっている。
世界全体の死者数は累計で216万2,333人。欧州で最も多いのは英国で10万人の大台に乗り、10万360人となった。世界全体で見ると5番目に多い。
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。