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入国者に陰性証明義務付け 英政府、イングランド対象に

英政府は8日、イングランドへの入国者全員に、出発前72時間以内に受けた新型コロナウイルス検査の陰性結果証明の提示を義務付けると発表した。変異種の国際的な感染拡大を受けた措置。今週から実施するとしているが、詳細な日程は未定。日本を含むすべての国からの入国者が対象となり、違反者には500ポンドの罰金が科される可能性がある。

航空旅客は、搭乗前に航空会社に陰性証明を提示する必要があるほか、到着時に国境警備隊が抜き打ちで提示を求めるとしている。英国籍の保持者も対象となる。ただ、11歳以下の子供や乗務員、貨物トラックでの入国者、検査設備のない国からの入国者は免除される。

シャップス運輸相は地元ラジオLBCのインタビューで、「実施は1月13日か14日からとなる可能性が高い」と話している。承認対象の検査方法などについては、運輸省のウェブサイトで公表する予定としている。

自主隔離免除対象国以外からの入国者は、陰性証明を提示した上で、従来通り10日間の隔離を行う必要がある。ただし、昨年12月からは、これらの国からの入国者でも入国5日後に有料の検査を受けて陰性であれば、自主隔離を終了できる制度が導入されている。

フィナンシャル・タイムズによると、スコットランド自治政府も同様の措置を早急に導入する方針。また英政府は、ウエールズおよび北アイルランドの自治政府とも同措置の展開に向け協議している。

シャップス運輸相は「新型コロナウイルス感染者の入国阻止に向けては、既に有意義な措置が取られているが、変異種の感染が国際的に拡大する中、さらなる予防措置を取る必要が出てきた」と説明している。


関連国・地域: 英国
関連業種: 医療・医薬品社会・事件

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