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英で新型コロナ変異種を確認 南東部での感染拡大と関連か

英国のハンコック保健・社会福祉相は14日夜、イングランドで新型コロナウイルスの変異種が確認されたと発表した。ケントやその周辺を中心に少なくとも60以上の自治体で確認されており、南東部での急速な感染拡大との関連が疑われている。ただ、より深刻な症状を招いたり、ワクチンが効かない可能性は低いとみられる。

イングランド公衆衛生当局パブリックヘルス・イングランド(PHE)によると、新種の感染は13日までに1,108件確認されている。ウイルスが細胞に侵入する際の「鍵」となるスパイクタンパク質にも変異が見られることから、感染力が強まり広がりやすくなっている可能性もあるという。

ウイルスの変異は珍しいことではないが、専門家は、今回の変異種が確認された地域が感染拡大地域と重なる点と、ウイルスに変異が多くスパイクタンパク質に著しい2つの変異が見られる点を懸念している。なお、世界保健機関(WHO)は、この新種が従来のものと性質を異にする証拠は見られないとしている。

新型コロナウイルスの変異例としては、夏季にスペインで新型が見つかったほか、11月にはデンマークのミンク農場で人にも感染する変異種が確認された。


関連国・地域: 英国
関連業種: 医療・医薬品

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