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英政府、鉄道インフラ予算を10億ポンド削減

英財務省が、2019~24年の鉄道インフラ予算を10億ポンド削減する方針を固めた。同省が実施した歳出見直しの結果、5カ年の鉄道インフラ予算は、従来の104億ポンドから、94億ポンドに引き下げられた。BBC電子版が4日伝えた。

今回の予算削減は、野党がヒートンハリス運輸担当閣外相に行った質疑応答で発覚した。対象は明らかにされていないが、予算削減により、複数の案件が資金を確保できなくなる可能性が高い。さらに、新型コロナウイルス危機で今年中に実施できなかった案件の予算の一部が引き揚げられれば、予算の削減幅は全体の10%に及ぶとの懸念が広がっている。

ヒートンハリス氏によると、21/22年度は予定通り輸送ネットワークに推定128億ポンドを注入し、うち20億ポンド超を鉄道サービスおよびインフラに振り向ける。なお、21/22~24/25年度には、道路と鉄道に合わせて580億ポンド超を充てる。

政府の鉄道業界向け政策を巡っては、運輸省は9月、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)で経営難に陥っている鉄道会社への緊急支援措置を少なくとも18カ月間延長すると発表。同省はこれまでに同業界の支援に35億ポンド以上を注入しているが、今後も多額を投じる必要があるとみている。

一方、ウェールズ自治政府は来年2月からウェールズ・アンド・ボーダーズ鉄道路線を公営化する予定。自治政府は「新型コロナは旅客収入に多大な影響を及ぼし、路線網の安定と運行継続に向け大きな支援に踏み切らなければならなくなった」と説明した。また、英政府は今年3月、英鉄道運営会社ノーザン・レールを国有化している。


関連国・地域: 英国
関連業種: 運輸マクロ・統計・その他経済

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