ドイツ連邦陸運局(KBA)は3日、11月の新車登録台数が29万150台となり、前年同月比3%減少したと発表した。前月の3.6%減から落ち込みが緩和した。
メーカー別に見ると、ドイツ車はフランスのグループPSA傘下のオペルが17.1%拡大。一方、フォルクスワーゲン(VW)は18.4%落ち込んだ。
高級車はBMWが1.4%縮小。超小型車「スマート」は49.2%、ポルシェも3.7%それぞれ減った。半面、ダイムラー傘下の「メルセデス・ベンツ」は0.5%増え、VW傘下のアウディは3.1%のプラスだった。
外国メーカーは米国のフォードが15.8%減った一方、テスラは6倍に拡大。フランス勢はルノーが29.2%増え、プジョーの姉妹ブランドのシトロエンは前年を28.6%上回った。
日本勢は、トヨタ自動車(レクサス除く)が33.1%増加。スズキは10.9%、ホンダも13.5%それぞれ増えた。日産自動車も10.5%拡大した。一方、スバルは14.6%縮小。マツダは10.2%、三菱自動車は27%それぞれ落ち込んだ。
燃料別ではガソリン車が全体の40.4%を占め、販売台数は32.3%のマイナス。ディーゼル車のシェアは24.3%で、販売台数は25.2%減った。ハイブリッド車(HV)と電気自動車(EV)の販売台数はそれぞれ3倍弱、6倍超に拡大している。
1~11月の累計登録台数は全体で260万6,284台となり、1年前から21.6%減っている。
■輸出は11%増
ドイツ自動車工業会(VDA)によると、加盟メーカーの11月の輸出台数は34万台となり、前年同月比で11%増加。生産台数は7%増の44万9,900台だった。
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