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英、米独社のワクチンを承認 近く国民への接種開始も

英国の医薬品・医療製品規制庁(MHRA)は2日、米国の製薬大手ファイザーとドイツのバイオ医薬品会社ビオンテック(BioNTech)が共同で開発した新型コロナウイルスのワクチン「BNT162b2」の使用を承認したと発表した。ハンコック保健・社会福祉相は、来週にも接種を開始できるとしている。

ファイザーとビオンテックは10月初め、承認までの期間を短縮するためMHRAに逐次審査を申請し、MHRAは進行中の臨床試験データを随時評価していた。評価の対象は、臨床試験前や試験中、製造と品質管理、製品サンプルと最終ワクチン試験の各データで、安全な供給・流通の状況も考慮した。MHRAは「品質と安全性、有効性のあらゆるエビデンスについて厳格な科学的評価を実施した」と説明している。両社は11月、このワクチンが第3相臨床試験で95%の有効性が確認されたと発表していた。

英政府は、2,000万人に2回接種できる4,000万回分のワクチンの購入を両社と契約している。ハンコック保健・社会福祉相によると、両社は既に、ファイザーのベルギー工場から最初の80万回分を国内50カ所の病院に供給する準備を整えているという。

英政府は、米国と欧州連合(EU)に先駆けてワクチンの使用を認めることになった。米食品医薬品局(FDA)と欧州医薬品庁(EMA)も月内には承認する見通し。英政府は11月末に、EMAの決定を待たずにMHRAがワクチンを承認できる特別規則を発動していた。


関連国・地域: 英国ドイツ米国
関連業種: 医療・医薬品マクロ・統計・その他経済

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