米国のバイオ医薬品会社モデルナ(Moderna)は11月30日、開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、後期臨床試験の良好な結果を基に、欧州医薬品庁(EMA)と米食品医薬品局(FDA)に緊急使用許可を申請すると発表した。
モデルナは3万人超が参加する第3相試験の初期結果で、94.1%の有効性が示されたと説明。深刻な副作用も確認されておらず、重篤症状のケースでは100%の有効性があったと明らかにした。
ステファン・バンセル最高経営責任者(CEO)は「当社のワクチンが、パンデミック(世界的流行)の道筋を変え得る新たな力強いツールとなることを信じている」とコメントした。
また同社は29日、英政府と現行の新型コロナワクチン供給契約を変更し、同国に追加で200万回分のワクチンを供給することで合意したと発表。これにより、英国はモデルナ製ワクチン計700万回分を確保したことになる。
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