ドイツ連邦陸運局(KBA)は4日、10月の新車登録台数が27万4,303台となり、前年同月比3.6%減少したと発表した。前月の8.4%増から再びマイナスに転じた。
メーカー別に見ると、ドイツ車はフランスのグループPSA傘下のオペルが22.6%拡大。一方、フォルクスワーゲン(VW)は17%落ち込んだ。
高級車はBMWが14.4%縮小。ダイムラー傘下の「メルセデス・ベンツ」は2.7%、超小型車「スマート」は34.9%それぞれ減った。ポルシェも19%のマイナス。半面、VW傘下のアウディは23.1%のプラスだった。
外国メーカーは米国のフォードが25.9%減らし、テスラは14%縮小。一方、フランス勢はルノーが27.9%増え、プジョーの姉妹ブランドのシトロエンは前年を1.1%上回った。
日本勢は、トヨタ自動車(レクサス除く)が10.3%増加。スバルも10.5%拡大している。一方、マツダは38.6%減少。三菱自動車は24.5%縮小し、スズキは3.7%、ホンダは3.2%それぞれ落ち込んだ。日産自動車は2.8%減っている。
燃料別ではガソリン車が全体の42.1%を占め、販売台数は29.8%のマイナス。ディーゼル車のシェアは26%で、販売台数は18.9%減った。ハイブリッド車(HV)と電気自動車(EV)の販売台数はそれぞれ2.5倍弱、4.5倍超に拡大している。
1~9月の累計登録台数は全体で231万6,134台となり、1年前から23.4%減っている。
■輸出は2%減
ドイツ自動車工業会(VDA)によると、加盟メーカーの10月の輸出台数は27万6,600台となり、前年同月比で2%減少。生産台数も2%減の38万2,300台だった。
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