ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車部門アウディは13日、中国第一汽車(FAW)と電気自動車(EV)生産の合弁会社を設立することで覚書を締結したと発表した。中国での足場を強化する狙い。
新合弁では、VWの高級スポーツカー部門ポルシェと共同開発した電動車両向けアーキテクチャー「プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック(PPE)」を採用する。2024年から中国市場向けにアウディの完全EVモデルの生産を開始する計画。なお、ポルシェ車両の生産予定はないとしている。
アウディはかねて、25年までに中国における販売車両のうち3分の1をEVとする目標を掲げており、これまでにもFAWと電動スポーツタイプ多目的車(SUV)「Q2Lイートロン(e-tron)」やセダン「A6」のプラグインハイブリッド版などを生産している。
アウディはまた、中国の自動車大手・上海汽車(SAIC)とも車両生産で協業することを検討している。[M&A]
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