英国で24日、新型コロナウイルスの過去24時間の新規感染者数が6,634人となり、過去最多を記録した。フランスでも1日当たりの感染者数が1万6,096人に上り、8日間で4度目の最多更新となった。各国で流行の第2波が広がりつつあり、政府や当局は規制強化に踏み切っている。
英国ではこの日から、イングランドとウェールズで飲食店の午後10時以降の営業が禁止された。スコットランドでも翌25日から同様の措置を導入している。同国の累計感染者数は41万6,363人。累計死者数は4万1,092人と欧州で最も多い。
フランスでは24日、累計で感染者数が49万7,237人、死者は3万1,511人に達した。保健省はこの前日、感染が深刻な地域を示す「危険地域マップ」を公開。警戒レベルに応じた封じ込め策が実施され、「最高」に分類された南部マルセイユなどでは26日から全ての飲食店が閉鎖される。
チェコでは24日時点の新規感染者数が2,913人に上り、これまで2番目に多かった。累計では5万8,374人に達している。こうした中、プリムラ新保健相は、24日からバーの閉店時間を午後10時に早めることを決定。併せて、スポーツ試合などの観客数の上限をこれまでの1万人から2,000人に引き下げるなどの措置を、23日午後1時(現地時間)から14日間にわたり試験的に導入する。
ブルガリアでは25日、新規感染者数が過去2カ月で最多の290人を記録。伸びは前日より130人以上増え、累計では1万9,573人に達している。
ロシアでは同日、1日当たりの感染者数が7,212人に上り、累計で113万6,048人の感染が確認された。累計死者数は2万人を超えている。モスクワでは感染拡大を受けて、65歳以上の高齢者と基礎疾患のある人に自主隔離を促している。
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