新型コロナウイルス流行の第2波が懸念される中、ドイツとフランス、イタリア、スペインで新規感染者数が過去数カ月の最多記録を更新した。各国当局によると、ドイツでは20日に過去24時間の新規感染者数が1,707人となり、4月下旬以降で最多を記録。イタリアは845人と、5月半ば以降で最も伸びた。フランスとスペインでは19日、それぞれ3,776人、3,715人に増え、封鎖解除後で最も拡大した。
ドイツの新規感染者数のピークは4月初旬に確認された6,000人超だが、今回の数字は4月下旬以降で最多となる。これにより、累計感染者数は22万8,621人に増加。旅行やパーティーなどの再開を受け、夏季休暇中に伸びが拡大傾向にある。
フランスでもこのところ、封鎖解除後の最多記録更新が続いており、15~16日に2日連続で3,000人の大台を超えたばかりだった。感染拡大は、特にパリと南部マルセイユで顕著だという。感染者は累計で22万5,043人となった。
イタリアでは今回、5月16日に875人を記録して以来の水準となり、感染者は累計で25万6,118人となった。スペインでも6月下旬の厳格な封鎖措置解除後、新規感染者が増加傾向にあり、累計感染者数は37万867人に増えた。
なお、英国の19日の新規感染者数は812人で、累計では32万1,098人。ただ8月中旬以降、7日間平均の1日当たりの感染者数は1,000人を超えて推移しており、7月~8月初旬と比べ増加傾向にある。
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