世界の新型コロナウイルスの累計感染者数が、2,000万人を突破した。米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、11日午後4時半時点(協定世界時)で2,013万206人となり、死者数は73万7,394人に増加。新規感染者は4日間で約100万人のペースで増え続けている。各国で感染拡大への懸念が高まる中、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長はニュージーランドなどの成功例を挙げ、「状況の好転に遅すぎることなはい」と前向きな取り組みを呼び掛けている。
スペインでは10日、保健省発表の累計感染者数が前日から1,486人増え32万2,980人に拡大。英国の31万1,641人を抜き、再び西欧でトップとなった。英国の前日からの伸びは816人だった。スペインでは6月21日に非常事態宣言が解除されて以降、再び感染が広がっており、6月には1日当たり平均132人だった新規感染者数も、8月に入り1,500人近くに急増している。
各国当局の発表に基づくと、欧州で最も感染者数が多いのは依然としてロシアで、11日時点で前日から4,945人増えて89万7,599人となった。スペインと英国に次いで多いイタリアでは24時間で新たに412人の感染が確認され、計25万1,237人に増加。トルコは10日時点で1,193人増えて24万1,997人となった。
フランスは9日時点で1,885人伸び、20万1,990人。7日には新規感染者数が2,288人に上り、6月に封鎖措置が解除されて以降で最多となった。ドイツは8月11日時点で966人増えて21万7,293人だった。
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