欧州連合(EU)は7日、新型コロナウイルスの感染リスクが低く入国を許可するべき域外国のリストを改定した。新規感染者が増えているモロッコを除外する一方、新規の追加はなく、従来の11カ国から10カ国に減らされている。新リストは8日に発効した。
改定後のリストに含まれているのは、オーストラリア、カナダ、ジョージア、日本、ニュージーランド、ルワンダ、韓国、タイ、チュニジア、ウルグアイ。中国については、同国政府がEUからの渡航者を受け入れる場合、EUも同国からの入国を認める方針を維持している。
EUは7月1日に初めて入国許可国のリストを公表。当初は14カ国が対象だったが、16日にモンテネグロとセルビアを、30日にアルジェリアをそれぞれリストから外した。
入国許可国の条件は、新規感染者が一定水準以下で増加傾向になく、検査や接触追跡、封じ込め措置などの感染対策が整っていることなど。EUはこれらの国について、必要不可欠な渡航者以外に対しても入国制限を徐々に撤廃するよう、加盟各国に促している。[EU規制]
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