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世界の感染者数、1500万人に 欧州は封鎖緩和で一部再流行も

世界の新型コロナウイルス感染症の累計感染者数が、1,500万人を突破した。米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、23日午後3時半時点(協定世界時)で1,526万5,081人となり、死者数は62万4,370人に増加。米国や南米諸国で感染拡大が続いているほか、欧州も封じ込め策の緩和に伴い一部で再流行しており、第2波の到来が依然として懸念されている。

欧州の累計感染者数を国別に見ると、ロシアが最も多く79万3,720人で、米国、ブラジル、インドに次いで世界4位。露当局によると、過去24時間当たりの新規感染者数は23日に5,848人となり、順調に減少している。だが、同国では感染第2波が11月から来年1月にかけて到来するとみられ、ワクチンの開発が急務となっている。

欧州で2番目に感染者が多い英国では、累計感染者数が29万7,952人に上っている。死者数は4万5,586人と、世界で3番目に多い。再流行を受けて封鎖措置が再導入されたイングランド中部レスターでは、新規感染者数の伸びが減速。一部では既に規制が緩和され、24日からは全域で小売店の営業や学校が再開する見通し。

新型コロナ危機からの早期脱却に向け、製薬各社は新型コロナウイルスワクチンの開発・治験を加速させており、各国政府はワクチン確保に奔走している。英製薬大手アストラゼネカは先に、オックスフォード大学と共同開発を進める「AZD1222」の初期臨床試験で、好結果が得られたと発表。2回の投与を受けた被験者全員に免疫反応が見られ、重篤な副作用もなかったとしている。


関連国・地域: EU
関連業種: 医療・医薬品マクロ・統計・その他経済社会・事件

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