• 印刷する

仏政府、医療従事者の賃上げで合意

フランス政府は13日、医療従事者の待遇改善に向けて80億ユーロを拠出することで労働組合と合意した。これにより賃金が1人当たり月額平均183ユーロ引き上げられる。

賃上げパッケージの対象は、看護師や介護施設職員の給与、時間外労働の割増賃金や夜間勤務手当など。80億ユーロのうち約4億5,000万ユーロは、公立病院で働く医師の手当増額に充てられ、これらの医師にとっては月額400~700ユーロ程度の収入増となる。

新型コロナウイルス危機の最前線で闘う医療従事者は、フランスでも英雄として賞賛されている。しかし医療従事者らは単なる感謝を超えた待遇の改善や病院への投資を訴えており、6月以降はたびたびデモが行われていた。

カステックス首相は、7週間にわたる労組との協議で締結した合意を「医療制度における歴史的瞬間」と評価。待遇改善はパンデミック(世界的流行)の中で「最前線で闘ってくれた人々に対する感謝の表れ」だとしている。[労務]


関連国・地域: フランス
関連業種: 医療・医薬品雇用・労務

その他記事

すべての文頭を開く

BNP、アクサの資産運用部門買収完了(12/24)

化粧品ロレアル、韓国同業を買収(12/24)

投資ティケオー、最大15%の人員削減検討(12/24)

NTN、仏子会社が最新駐輪場を開発(12/24)

BASF、仏ルイ・ドレフュスに事業売却(12/24)

マクロン氏、サイクロン被害のマヨット訪問(12/23)

ベルギー、使い捨て電子たばこの販売禁止(12/23)

エアバス、印で商業ビル賃貸=GCC設立に(12/23)

フランス、つなぎ予算が成立=上院も可決(12/20)

バイル氏の首相就任、国民の6割超が不満(12/20)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン