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レストラングループ、125店舗閉鎖へ

外食チェーンを運営する英レストラン・グループは10日、債権者や株主との間で再建計画を取り決める「会社任意整理(CVA)」手続きを開始すると発表した。フランキー・アンド・ベニー(Frankie & Benny)を中心に計125店舗を閉鎖する方針で、従業員最大3,000人が失職する恐れがある。

今回の閉鎖対象の大半はフランキー・アンド・ベニーの店舗だが、同社が同じく運営するチキート(Chiquito)、ガーファンクル(Garfunkel’s)の一部店舗も含まれるという。また、運営継続予定の85店舗についても、賃料引き下げと契約見直しを交渉するとしている。

アンディ・ホーンビー最高経営責任者(CEO)は「再建計画は適切な規模の資産を提供し、外食産業が直面する困難な状況においても当社の立場維持を保証するものだ」としている。

同社を巡ってはかねて、新型コロナウイルスの感染防止対策により現在一時閉鎖中の店舗の一部で、封鎖措置解除後も営業を再開しない可能性が報じられていた。同社は8日に声明を出し、外食産業は新型コロナ危機以前から競争激化と大幅なコスト圧力により、厳しい環境下にあると説明していた。

同社は、フランキー・アンド・ベニー、チキート、ガーファンクル、wagamama(ワガママ)などのチェーンを擁し、国内で650店舗を展開。今回のCVAはワガママと空港売店のフランチャイズ、パブの営業には影響しない。[労務]


関連国・地域: 英国
関連業種: サービス雇用・労務

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