米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、新型コロナウイルス感染症による死者の数が15日、世界全体で30万2,493人となった。20万人から30万人に到達するまでの日数は19日間で、10万人から20万人までの16日間と比べてペースはやや落ちた。欧州では英国とイタリアが全体の約10%、フランスとスペインが9%をそれぞれ占めている。世界保健機関(WHO)は欧州でのパンデミック(世界的流行)が減速しているとの見方を示しているが、引き続き警戒を怠らないよう呼び掛けている。
死者数は米国が世界最多で8万5,906人。これに欧州最多の英国(3万3,693人)が続く。イタリアは3万1,368人。フランスは2万7,428人、スペインは2万7,321人となった。ただ科学者の間では、集計方法が国によって異なるため比較は難しいと指摘する声が上がっており、全体像を把握するにはさらに時間がかかるとの見方も出ている。
感染者数でも米国が世界で最も多く141万7,889人。これに次いでロシアが25万2,245人で、欧州最多となっている。
WHOは、新型コロナウイルスが絶滅しない可能性を指摘。各国の封鎖緩和は「段階的かつ緩やかに」実施されるべきとしている。
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