ドイツ連邦陸運局(KBA)は6日、4月の新車登録台数が12万840台となり、前年同月比61.1%減少したと発表した。米テスラを除く全ブランドが軒並み1年前を下回った。
メーカー別に見ると、ドイツ車はVWが63.9%減少。仏グループPSA(旧プジョー・シトロエン・グループ)傘下のオペルは72.8%落ち込んだ。
高級車はBMWが49.9%縮小。ダイムラー傘下の「メルセデス・ベンツ」は71.2%、超小型車「スマート」は94.1%それぞれ落ち込んだ。VW傘下のアウディは61%減り、ポルシェも57.1%減少した。
外国メーカーは米フォードが61.7%縮小した半面、テスラは10.4%増えた。フランス勢はルノーが58.3%、プジョーの姉妹ブランドのシトロエンは60.7%それぞれ落ち込んでいる。
日本勢は、マツダが74.8%縮小。ホンダは73%、スズキは64.8%それぞれ減っている。日産自動車は1年前を67.7%下回った。トヨタ自動車(レクサス除く)は52.1%減り、スバルは47.7%のマイナスだった。三菱自動車は44.4%下向いている。
燃料別ではガソリン車が全体の49.9%を占め、販売台数は6万295台。ディーゼル車のシェアは32.1%で、3万8,836台を売り上げた。ハイブリッド車(HV)と電気自動車(EV)の販売台数はそれぞれ1万6,573台、4,635台だった。
1~4月の累計登録台数は全体で82万2,202台となり、1年前から31%減っている。
■輸出は94%減
独自動車工業会(VDA)によると、加盟メーカーの4月の輸出台数は1万7,600台となり、前年同月比で94%減少。生産台数は97%減の1万900台だった。
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。