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VW、第1四半期は81%減益 新型コロナウイルスの影響大きく

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は16日、第1四半期(1~3月)の営業利益(速報値)がおよそ9億ユーロとなり、前年同期比81%減少するとの見通しを示した。新型コロナウイルスの流行による需要減や世界の工場停止などが大きく響いている。

売上高は、8%減の550億ユーロを予想。営業利益率は1.6%にとどまり、1年前の8.1%から大きく落ち込むとみる。また、商品先物取引市場の下落や為替差損などによる損失額は、13億ユーロを見込んでいる。

2020年通期については、売上高は4%増加し、営業利益率は6.5~7.5%程度になるとした従来予測は達成できないと想定。現時点では業績の見通しも立てられないとした。

一方、閉鎖中の工場については、従業員の安全基準を強化した上で段階的に再開する方針だ。声明で「中国の進展から分かるように、年内の経済回復は可能」と前向きに示した。

第1四半期決算の詳細は29日に発表される予定。


関連国・地域: ドイツ
関連業種: 自動車・二輪車マクロ・統計・その他経済

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