ドイツ連邦陸運局(KBA)は3日、3月の新車登録台数が21万5,119台となり、前年同月比37.7%減少したと発表した。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)の影響で、スバルを除く全ブランドが軒並み1年前を下回った。
メーカー別に見ると、ドイツ車はVWが35.1%減少。仏グループPSA(旧プジョー・シトロエン・グループ)傘下のオペルは51.8%落ち込んだ。
高級車はBMWが21.3%縮小。ダイムラー傘下の「メルセデス・ベンツ」は28.2%、超小型車「スマート」は84.4%それぞれ落ち込んだ。VW傘下のアウディは36.5%減り、ポルシェも28.7%減少した。
外国メーカーは米フォードが50.3%縮小。テスラは4.4%減少した。フランス勢はルノーと、プジョーの姉妹ブランドのシトロエンが共に50.7%のマイナスだった。
日本勢は、マツダが57%縮小。ホンダは52.1%、スズキは55.4%それぞれ減っている。トヨタ自動車(レクサス除く)は1年前を25.7%下回った。三菱自動車は36.2%減り、日産自動車は19.9%のマイナスとなった。一方、スバルは1.6%拡大した。
燃料別ではガソリン車が全体の50%を占め、販売台数は48.3%減少。ディーゼル車のシェアは31.6%で、販売台数は39.3%減った。ハイブリッド車(HV)と電気自動車(EV)の販売台数はそれぞれ62%、56.1%伸びている。
1~3月の累計登録台数は全体で70万1,362台となり、1年前から20.3%減っている。
■輸出は23%減
独自動車工業会(VDA)によると、加盟メーカーの3月の輸出台数は23万4,500台となり、前年同月比で32%減少。生産台数は37%減の28万7,900台だった。
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