新型コロナウイルスの感染拡大による欧州での死者数が、1日までに3万人を超えた。各国当局の発表によると、世界で最も死者が出ているイタリアでは1万3,155人に達し、前日から727人増加。スペインはこれに次ぐ9,053人に膨れ上がり、過去24時間で864人と最多を記録した。両国が欧州全体の死者の3分の2程度を占めている格好だ。
欧州の他の主要国を見ると、フランスは3,523人と新たに499人増え、中国が公表する3,316人を上回った。英国は2,352人と1日でさらに563人亡くなっている。ドイツは732人となった。また、米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、米国でも死者数が4,090人に上り、欧米が感染拡大の最前線となっている現状が浮き彫りとなっている。
累計感染者数はイタリアで11万574人と、前日から4,782人伸びた。スペインは10万2,136人となり、新たに7,719人増加。こちらも10万人台となりイタリアに迫っている。ただ、伊西での死者・感染者の拡大ペースはいずれも減速傾向にあるとみられ、流行のピークに近づいているとの期待も出ている。
フランスでは海外県を除いて5万2,128人で、1日で7,578人増えた。ドイツは6万7,366人と、前日から5,453人上乗せされている。英国は2万9,474人と、単日では4,324人増えた格好だ。
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