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テスコ、東南アジア事業をタイ財閥に売却

英スーパー最大手のテスコは9日、タイとマレーシア事業をタイ大手財閥チャロン・ポカパン(CP)グループに売却することで合意したと発表した。事業の簡素化・特化戦略の一環。取引額は80億ポンドで、うち50億ポンドを特別配当に充てる。

取引は関係当局の承認を経て、年後半に完了する見通し。今回の売却により、テスコの国外事業はアイルランドのほか、ポーランド、ハンガリー、チェコの中東欧事業だけとなる。

CPグループは世界最大の複合企業(コングロマリット)の一つで、国内でコンビニエンスストアチェーン大手セブン―イレブンの1万店舗超を経営する。1990年代後半にテスコのタイ事業「テスコ・ロータス」を展開したものの、1997年のアジア通貨危機のあおりを受けて、事業をテスコに売却した。

テスコは1998年にタイに進出。現在は1,967店舗を経営する。マレーシアには2002年に初出店し、74店舗を展開している。両国で計6万人近くを雇用。両事業を合わせた2020年2月期の売上高は前期比1.5%減の48億7,300万ポンドで、英国・アイルランド事業の約10分の1だった。[M&A]


関連国・地域: 英国アジア
関連業種: 金融小売り・卸売り

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