ドイツ連邦陸運局(KBA)は4日、2月の新車登録台数が23万9,943台となり、前年同月比10.8%減少したと発表した。ほぼ全てのドイツ車が不振で、最大手のフォルクスワーゲン(VW)も2桁減に沈んだ。
メーカー別に見ると、ドイツ車はVWが11.1%減少。仏グループPSA(旧プジョー・シトロエン・グループ)傘下のオペルは20.6%落ち込んだ。
高級車はBMWが1.2%縮小。ダイムラー傘下の「メルセデス・ベンツ」は3.3%、超小型車「スマート」は81.2%それぞれ落ち込んだ。VW傘下のアウディは20.3%減ったが、ポルシェは19.1%増加した。
外国メーカーは米フォードが18.5%縮小。テスラは37.3%減少した。フランス勢はルノーが2.2%減らし、プジョーと姉妹ブランドのシトロエンはそれぞれ22.3%、3.9%のマイナスだった。
日本勢は、ホンダが39.4%縮小。マツダは34.9%、スズキは34.7%それぞれ減っている。トヨタ自動車(レクサス除く)は1年前を8.2%下回った。一方、日産自動車は14.9%拡大し、三菱自動車は0.8%のプラスを確保した。
燃料別ではガソリン車が全体の52.1%を占め、販売台数は22%減少。ディーゼル車のシェアは31.6%で、販売台数は13.4%減った。ハイブリッド車(HV)のシェアは12.5%で、台数は2倍弱に拡大。電気自動車(EV)の販売台数は75.8%伸びている。
1~2月の累計登録台数は全体で48万6,243台となり、1年前から9%減っている。
■輸出は17%減
独自動車工業会(VDA)によると、加盟メーカーの2月の輸出台数は28万5,800台となり、前年同月比で17%減少。生産台数は12%減の38万8,900台だった。
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