• 印刷する

伊の新型肺炎死者が107人に EU機関の職員も感染発覚

欧州で最も新型コロナウイルスの感染が広がるイタリアで4日、死者数が107人となった。感染者数は北部ロンバルディア州を中心に3,089人に増加している。イタリア市民保護局が明らかにした。

AMSA通信は、伊政府が大学を含めた全ての学校を3月中旬まで休校にすることを決定したと報じている。感染が拡大している北部地域では、既に学校が閉鎖されているという。

欧州連合(EU)政策専門サイトのユーラクティブによると、欧州防衛機関(EDA)の職員1人が新型コロナウイルスに感染していることが分かった。EU機関で感染者が出たのは初めて。この職員は先に、イタリアから戻ったばかりだったという。

これを受けてEDAは、予定されていた全ての会議を13日までキャンセルした。同職員はイタリアから戻った後で他のEU機関との会議に出席。会議は約30人が参加し、およそ4時間続いたという。この会議に出席した欧州対外行動局(EEAS)の職員1人が新型肺炎の症状を訴えており、現在検査を受けている。

またスペインでは3日、同国で初めて新型肺炎による死者が確認された。亡くなったのは2月に東部バレンシア州で発症した男性で、同月13日に死亡。その後の検視で、死因は新型肺炎によるものと判明した。


関連国・地域: EUイタリアスペイン
関連業種: 医療・医薬品社会・事件

その他記事

すべての文頭を開く

欧州中銀、伊メディオバンカの買収案を承認(08/20)

トランプ氏、露・ウクライナ首脳会談を調整(08/20)

有志連合、テレビ首脳会議=日本も参加(08/20)

欧州海底ケーブル、リスク増大=修復困難(08/20)

欧州4カ国で新たにリステリア発症確認(08/20)

EU、製薬メルクの希少腫瘍治療薬を承認(08/20)

中国、EU乳製品の反補助金調査を延長(08/19)

イタリア、中間層向け減税へ=26年度予算(08/19)

エンブラエル、ポルトガル子会社設立へ(08/19)

米露首脳会談、ウクライナ停戦合意に至らず(08/19)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン