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伊の新型肺炎、欧州で警戒感 渡航自粛や自宅待機呼び掛け

イタリア北部で新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)の感染が急拡大していることを受け、欧州各国が対策に乗り出している。英政府は25日、伊北部からの帰国者に対し14日間の自宅待機をするよう勧告。アイルランド政府は国民に対して感染流行地域への旅行を自粛するよう呼び掛けている。

英政府は、伊政府が移動制限措置を導入している同国北部の地域から2月19日以降に帰国した旅行者に対し、咳や発熱などの症状がない場合でも国民医療制度(NHS)のホットラインに連絡を取り、自宅に待機し、人との接触を避けるよう勧告。移動制限対象となっていない北部地域(ピサ・フィレンツェ・リミニ以南を除く)から2月19日以降に帰国した場合は、症状が軽微でもNHSに連絡し、自宅待機するよう求めている。

ハンコック保健相は、イタリアへの渡航自粛や航空便の停止に踏み切る考えはないとしている。イタリアは中国からの航空便の乗り入れを全面禁止したにもかかわらず感染が拡大しており、専門家も渡航制限は効果がないと指摘しているため。

一方、隣国アイルランドの外務省は24日、伊政府が移動制限を導入している北部地域への渡航自粛勧告を発表。ブルガリア航空は3月27日までミラノ路線の運航を停止する。3月29日から4月30日までの便についても全額返金や旅程の変更を受け付けている。

■コンテ首相、病院の対応に苦言

コンテ伊首相は24日、イタリアのテレビ番組に出演し、北部地域の病院の対応が不適切だったと批判した。

同首相は病院名は明らかにしなかったものの「これまでに、ある病院の対応が全く不適切だったことが分かっており、これが感染者数の急増につながった」と述べた。

感染が拡大している北部地域の中でも、ミラノの南約60キロメートルに位置するコドーニョ(Codogno)が感染の中心地となっている。

25日にはシチリア島で、同国南部で初めて感染者1人が確認された。北部ロンバルディア州ベルガモ(Bergamo)からの旅行者だという。同日正午(現地時間)の時点で、イタリア国内の感染者数は283人に上っている。


関連国・地域: 英国EUアイルランドイタリア
関連業種: 医療・医薬品社会・事件

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