自動車製造販売業者協会(SMMT)が発表した6月の新車登録台数は18万9,514台となり、前年同月比3.5%増加した。これで4カ月連続のプラス。経済危機前の2007年と比べると、なお15%近く低い水準だが、過去3年間の6月の平均は上回っている。
6月は個人購入が9.8%増と大きく伸びた半面、法人向けとフリート(25台以上のまとめ買い)はそれぞれ2.5%、0.5%減っている。
またガソリン車が0.9%減る一方、電気自動車(EV)など代替燃料車(AFV)は47.8%増と大幅に伸びた。ディーゼル車も7%増えている。
メーカー別に見ると、英国車は米ゼネラルモーターズ(GM)傘下のボクソールが9.7%減少。一方、インドのタタ・モーターズが展開するランドローバーは46%増えたが、ジャガーは4.8%減っている。
ドイツ勢はフォルクスワーゲン(VW)が4.1%増加。高級車はメルセデス・ベンツが11%、BMWが15.2%それぞれ増えている。フランス車はルノーが57%減と大きく落ち込んだほか、プジョーが8.1%のマイナス。シトロエンは1.9%伸びた。
日系メーカーはマツダと三菱がそれぞれ38.2%、49.9%減った以外は好調で、ホンダとスバルがそれぞれ73.1%増、59.3%増と躍進した。トヨタ(レクサス除く)と日産はそれぞれ25.3%、23.5%増えている。韓国の現代と起亜はいずれも2けた増だった。
1~6月の累計登録台数は全体で105万7,680台と、前年同期比2.7%増加した。
SMMTのポール・エベリット事務局長は予想外に良い結果を歓迎しつつも、販売増を維持するために努力する必要があると述べた。
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