独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は14日、グループ全体の2019年の販売台数が前年比1.3%増の1,097万4,600台となり、最高記録を更新したと発表した。競合のルノー・日産自動車・三菱自動車連合とトヨタ自動車の販売台数はまだ発表されていないが、4年連続で世界首位を維持できるかが注目される。
地域別に見ると、最大市場の中国(香港含む)は423万3,600台と0.6%拡大。欧州は3.9%増の455万2,800台で、うち西欧は4.6%伸び、足元のドイツは6.2%増加した。中東欧はロシアが1.6%増え、全体では1.1%のプラスとなった。
北米は0.5%減少したが、うち米国は2.5%増加。中南米は3.2%伸び、うちブラジルは17.1%のプラスだった。
ブランド別では「VW」の乗用車が0.5%増の627万8,300台。高級車部門アウディは1.8%増の184万5,600台となった。チェコ子会社のシュコダは124万2,800台と0.9%減少。スペイン子会社のセアトと高級スポーツカーのポルシェはそれぞれ10.9%、9.6%拡大した。
商用車は「VW」が1.6%減の49万1,600台。半面、独MANは4.6%、スカニア(スウェーデン)は3.1%それぞれ伸びた。
12月単月ではグループ全体で103万800台と、12.5%拡大している。
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