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ウクライナ機墜落、イランが撃墜認める

ウクライナ国際航空機がイランの首都テヘランを離陸直後に墜落し、乗員乗客176人全員が死亡した事故で、イラン政府は11日、イラン軍がミサイルを誤射して撃墜したと認めた。「人的ミス」で意図せず起きたと説明した上で、イランのロウハニ大統領は、ウクライナのゼレンスキー大統領に正式な謝罪を伝えた。

ロウハニ大統領は、軍の内部調査の結果、罪のない176人がなくなったウクライナ航空機の墜落事故は人的ミスで発射されたミサイルによって引き起こされたと結論付けられたと説明。イラン革命防衛隊(IRGC)の空軍司令官によると、ミサイルシステムの運用担当者は、米軍やその他の敵機に対して上官の許可なしに攻撃することが許されていたという。

イラン政府は当初、欧米各国が墜落はイラン軍の攻撃が原因だと指摘したのに対して、「米国によるプロパガンダ」と否定していた。

ゼレンスキー大統領は、ロウハニ大統領との電話会談で正式な謝罪を受け、航空機が撃墜されたことを認めることは「正しい方向への一歩だ」とした。ロウハニ大統領は、イラン国営テレビを通じて、誤射に関わった人物はイランの司法制度によって裁かれると言及した。

事故は8日午前6時10分ごろ(現地時間)に発生。イラン革命防衛隊がイラク国内の米軍基地にミサイルを撃ち込んだ数時間後だったとされる。乗客167人と乗員9人の多くはイラン人とカナダ人で、その他にウクライナ人、スウェーデン人、アフガニスタン人、ドイツ人、英国人が搭乗していた。機体は米航空大手ボーイングの「737」型機だった。


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関連業種: 政治社会・事件

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