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東急ホテルズ、英で訪日誘客 ポスト五輪を見据え魅力アピール

東急ホテルズは8日夜、欧州からの訪日客を取り込もうと、英国の旅行代理店などを対象にした販促イベント「ジャパンナイト」をロンドン市内のホテルで開いた。2020年東京五輪・パラリンピック後の誘客を見据えた取り組み。6月30日のオープンが決まった富士山三島東急ホテル(静岡県三島市)などグループ7施設が参加し、集まった関係者130人に日本の食や文化をアピールした。

飯塚雅人副社長(右)のあいさつを聞く参加者ら(EMB撮影)

飯塚雅人副社長(右)のあいさつを聞く参加者ら(EMB撮影)

米プリファード・ホテル・グループの協力を得て初めて開催。東京五輪後の訪日客動向が不透明なことから、今年10月以降の誘客を柱に据えた。

東急ホテルズによると、同社は日本全国で45軒約1万2,000室を展開。2018年度の稼働率のうち訪日客は35%で、そのうち欧州が占める割合は16%。ラグビーワールドカップ(W杯)効果で欧州からの旅行客が増えており、2020年度は20%への引き上げを目標にしている。

欧州からの観光客は、長期滞在することが多い上に1人当たりの消費額が比較的大きいとされる。また、ナイトライフを楽しむ傾向にあるため、東急ホテルズは東京都内のホテル併設バーの新築や改装を完了。フィットネスジムの整備なども進めている。今年からは地方のホテルにも投資していく方針だ。

一方、イベントに参加した7施設には、いずれも同社が力点を置くべき条件がそろう。例えば、富士山三島は東京五輪・パラリンピックの自転車競技が行われる伊豆市に近く、組織委関係者が宿泊予定。札幌エクセルホテル東急のある北海道では昨年12月、フィンランド航空(フィンエアー)によるヘルシンキ行き直行便の通年運航が決まっており、欧州からの誘客が見込める。

この日は、東急ホテルズの社員らが集まった関係者に日本の食や文化、ホテルの立地条件などをプレゼン形式で紹介。その後、各ホテルのマネジャーらが来場者と談笑しながらそれぞれの特色を売り込んだ。日系旅行代理店の関係者は「英国では日本行きのリピーターを中心に、地方に行く人が確かに増えている。これまでは1泊5万~6万円を出せる高齢者夫婦が中心。さらに客層を広げていければ」と話していた。

飯塚雅人副社長は「観光は五輪後に勢いが下がる可能性がある上に国内の需要は少子高齢化で減っていくので、特に高単価を狙える欧州を大事にしたい。このイベントを取っ掛かりにしていく」と期待を込めた。

9日夜にはパリで同様のイベントを開催した。[日本企業の動向]


関連国・地域: 英国フランスEUアジア
関連業種: サービス観光

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