• 印刷する

サンチェス政権発足へ=信任投票可決にめど

スペインのサンチェス暫定首相による新政権の発足に向けた信任投票で、北東部カタルーニャ自治州の独立を訴えるカタルーニャ共和主義左翼(ERC)は2日、議員13人が棄権すると明らかにした。これによりサンチェス氏が信任に必要な得票数を獲得できるめどが立ち、同氏が率いる社会労働党(PSOE)と極左政党ポデモス(Podemos)の連立政権が発足する見通しとなった。BBC電子版などが伝えた。

PSOEとERCは、カタルーニャ州の将来を巡る政治的対立の打開に向け、新政権がカタルーニャ州政府と話し合いを行うことで合意。ERCは信任投票で反対票を投じないことを決めた。

議会下院(定数350)では4日の審議を経て、5日に1回目の信任投票が行われる。ここでは過半数の176票を獲得できず否決されるものの、7日の第2回投票では賛成多数で信任される見通し。

昨年11月に実施された下院選挙では、PSOEが120議席を確保し第1党を維持したものの、過半数には遠く及ばなかった。PSOEはこのため極左政党ポデモスとの連立で基本合意したが、両党合わせても議席数は155議席にとどまる。このためサンチェス氏は、ERCなど少数政党の閣外協力を得るため話し合いを続けていた。


関連国・地域: スペイン
関連業種: 政治

その他記事

すべての文頭を開く

中国の奇瑞汽車、スペインで車両生産(04/18)

カナリア諸島、短期賃貸の規制強化=年内(04/17)

サンタンデール、ドイツで500人削減(04/17)

ホテル投資、スペインが欧州首位=2023年(04/16)

インフレ率、3月は3.2%に加速=改定値(04/15)

中国・奇瑞汽車、バルセロナに工場新設か(04/12)

クライテリア、テレフォニカ出資引き上げ(04/11)

スペイン鉱工業生産、2月は1.5%増加(04/11)

スペイン、ゴールデンビザ廃止=首相が明言(04/10)

ディジ、スペイン光ファイバー事業を売却(04/10)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン