ドイツ連邦陸運局(KBA)は4日、11月の新車登録台数が29万9,127台となり、前年同月比9.7%増加したと発表した。ほぼ全てのドイツ車が好調で、最大手のフォルクスワーゲン(VW)も2桁増となった。
メーカー別に見ると、ドイツ車はVWが27.2%増加。半面、仏グループPSA(旧プジョー・シトロエン・グループ)傘下のオペルは17.3%減った。
高級車はポルシェが1.5倍超に拡大。VW傘下のアウディも41%増えた。ダイムラーはメルセデス・ベンツが7.5%、超小型車スマートは59.5%それぞれ伸びた。BMWは1.6%増加している。
外国メーカーは米フォードが1.9%のプラスを確保。フランス勢はルノーが12.9%拡大した。プジョーは27.4%伸びた一方、姉妹ブランドのシトロエンは2.1%減っている。
日本勢は、マツダが26.7%増加。日産自動車、三菱自動車はそれぞれ1.2%、5.9%のプラスだった。一方、トヨタ自動車(レクサス除く)は1.3%減少。ホンダは20.1%、スズキは35.9%それぞれ落ち込んだ。スバルは13.5%のマイナスだった。
燃料別ではガソリン車が全体の57.9%を占め、販売台数は1年前から5.9%増加。ディーゼル車のシェアは31.6%で、販売台数は1.9%伸びている。ハイブリッド車(HV)のシェアは8.7%、電気自動車(EV)は1.6%だった。
1~11月の累計登録台数は全体で332万3,878台となり、1年前から3.9%増えている。
■輸出は10%減
独自動車工業会(VDA)によると、加盟メーカーの11月の輸出台数は30万9,800台となり、前年同月比で10%減少。生産台数は8%減の42万3,400台だった。
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