日野自動車は29日、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の商用車部門トラトン(Traton)・グループと共同調達を行うための合弁会社を設立したと発表した。2018年4月に合意した戦略的協力の一環で、グローバル調達におけるシナジー効果の最大化を目指す。
新会社「ヒノ&トラトン・グローバル・プロキュアメント」の出資比率はトラトンが51%、日野が49%。両社が購入する幅広い部品・技術の調達活動を手掛ける。日野とトラトンはこの協業を通じて、欧州とアジアでの調達をそれぞれ拡大し、部品調達基盤の強化を図る考えだ。
両社は2018年4月、長期的な戦略的協力関係を構築することで合意書を調印。同年9月には電動車・電動技術で協力するほか、調達を手掛ける合弁会社を設立することで合意していた。[日本企業の動向]
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