• 印刷する

イタリア、議員数を3分の1以上削減へ

イタリアの代議院(下院)は8日、元老院(上院)と代議院の議員数をそれぞれ3分の1以上削減する法案を可決した。これは連立政権を担う左派「五つ星運動」が公約として掲げていたもので、同党は向こう10年間で10億ユーロ超の経費を節減できると見込んでいる。

2023年に予定される次回総選挙から、元老院は現在の315議席から200議席に、代議院は630議席から400議席に縮小される。同法案の法制化は憲法の改正を伴うことから、国民投票が実施される可能性が高い。

イタリアのAGI通信は、議員1人当たりの年間経費を代議院は23万ユーロ、元老院は24万9,600ユーロとした場合、代議院で年5,290万ユーロ、元老院で2,870万ユーロ削減できるとの試算を示している。

しかし今回の政策が経費削減につながるとする五つ星運動の主張に対し、民主主義が弱体化し、ロビイストの影響力が強まると危惧する声もある。


関連国・地域: イタリア
関連業種: 政治

その他記事

すべての文頭を開く

ステランティス、マセラティ生産を国内移転(05/19)

商用車イベコ、防衛部門を年内に分離(05/19)

コメルツ銀、人員削減で合意 株主総会は買収回避の方針確認(05/16)

タイヤのピレリ、第1四半期は6.5%増益(05/16)

フィンカンティエリ、ゼロエミ船建造前倒し(05/16)

イタリア鉄道スト、23日に延期(05/16)

イタリア乗用車生産台数、3月は24%減少(05/15)

デンマーク、原発の禁止解除も=40年ぶり(05/15)

防衛レオナルド、英ファカルティAIと提携(05/15)

伊イベコ、オランダのリース会社と合弁設立(05/15)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン