• 印刷する

コメルツ銀、利益ほぼ横ばい 税負担が大幅減=第2四半期

独2位の金融機関コメルツ銀行は7日、第2四半期(4~6月)の純利益が2億7,100万ユーロとなり、前年同期比0.3%減少したと発表した。税負担が大きく減ったことが貢献し、減益率は小幅にとどまった。

資金運用収支は7.1%増の12億7,400万ユーロ。役務取引等利益は7億3,900万ユーロと、3.2%減った。

グループの業務純益は2億9,800万ユーロと、25.5%減少。うち個人・小規模事業顧客部門は37.4%増え、投資銀行業務を含む法人顧客部門は0.9%増を確保した。一方、資産・資本回復(ACR)部門は7月1日付で閉鎖されており、上半期の業務純益は59.2%落ち込んだ。

「バーゼル3」全面適用時の普通株等ティア1レシオ(自己資本比率)は6月末時点で12.9%と、3カ月前から0.2ポイント上昇した。

同行は通年について、グループ全体の業務粗利益が前年を上回ると予想。純利益もやや増益を見込むが、上半期の業績からこの目標の達成は容易ではなくなったとしている。また、コストは68億ユーロ以下に抑えられるとの見通しを示した。


関連国・地域: ドイツ
関連業種: 金融マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

ティッセン、2工場が休止へ 電磁鋼板=アジア製流入で苦戦(12/12)

オーステッド、欧州陸上風力事業に2社関心(12/12)

ボッシュ、ルーマニアでさらに510人削減へ(12/12)

ポルシェ、本社などで追加の削減を伝達か(12/12)

清掃機器ニルフィスク、独社が買収(12/12)

独政府、輸送燃料からの排出削減法案を承認(12/12)

日立建機、独に開発拠点=市場投入を迅速化(12/12)

当局、29年から送配電事業者の収益引き上げ(12/12)

シーメンス・エナジー、通期は26%増益(12/12)

旅行TUI、通期は19%増益(12/12)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン