ドイツ連邦陸運局(KBA)は2日、7月の新車登録台数が33万2,788台となり、前年同月比4.7%増加したと発表した。最大手のフォルクスワーゲン(VW)が不調だったものの、全体では2カ月ぶりのプラスとなった。
メーカー別に見ると、ドイツ車はVWが6.9%減少。半面、仏グループPSA(旧プジョー・シトロエン・グループ)傘下のオペルは23.2%増えた。
高級車はBMWが32%増加。一方、VW傘下のアウディは14%落ち込み、ポルシェは21.9%減少した。ダイムラーはメルセデス・ベンツが22.4%増えたが、超小型車スマートは18.1%縮小した。
外国メーカーは米フォードが26.8%のプラス。フランス勢はプジョーが10.3%増えた一方、姉妹ブランドのシトロエンは11.1%減少した。ルノーは27.3%落ち込んだ。
日本勢は、トヨタ自動車(レクサス除く)が6.1%増加。ホンダは14.6%、マツダは10.9%それぞれ増え、スズキは0.1%のプラスを確保した。半面、日産自動車は21.6%縮小。三菱自動車は8.6%減少し、スバルは36.1%のマイナスに沈んだ。
燃料別ではガソリン車が全体の58.2%を占め、販売台数は1年前から1.8%縮小。ディーゼル車のシェアは33%で、販売台数は7%増えている。ハイブリッド車(HV)のシェアは6.5%、電気自動車(EV)は1.8%だった。
1~7月の累計登録台数は全体で218万1,788台となり、1年前を1.2%上回っている。
■輸出は6%減
独自動車工業会(VDA)によると、加盟メーカーの7月の輸出台数は28万8,000台となり、前年同月比で6%減少。生産台数は5%減の35万9,400台だった。
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