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欧州新車登録、6月は7.8%減少

欧州自動車工業会(ACEA)は17日、6月の欧州連合(EU、マルタ除く27カ国)の新車登録台数が144万6,183台となり、前年同月比7.8%減少したと発表した。今年は5月を除いて前年割れが続いており、落ち込み幅は昨年12月以降で最大を記録。主要5カ国は軒並みマイナスとなった。

主要5カ国では、フランスが8.4%、スペインが8.3%それぞれ減少。英国は4.9%減った。ドイツは4.7%落ち込み、イタリアは2.1%縮小している。EUに欧州自由貿易連合(EFTA)3カ国を加えた30カ国全体では149万1,285台と、1年前を7.9%下回った。

30カ国をメーカー別に見ると、欧州最大手の独フォルクスワーゲン(VW)は9.6%減少。「VW」ブランドに限ると14%減り、グループの市場シェアは1年前の25.1%から24.6%に低下している。

仏グループPSA(旧プジョー・シトロエン・グループ)の販売台数は8.2%縮小。仏ルノーは3.9%減った。伊フィアット・ クライスラー・オートモービルズ(FCA)は13.5%減少し、米フォードは5.4%落ち込んだ。

高級車は独BMWが10.1%減少し、独ダイムラーは8.2%のマイナス。印タタ・モーターズ傘下の英ジャガー・ランドローバー(JLR)も4.2%縮小した。

日本車はトヨタ自動車(レクサス含む)が2.2%、マツダが0.4%それぞれ増加。半面、日産自動車は大きく26.6%減少し、三菱自動車は5.2%落ち込んでいる。ホンダは19.2%のマイナスだった。韓国の現代自動車グループは、起亜が1.1%拡大したものの、現代自動車は6.3%減らし、全体では2.8%縮小している。


関連国・地域: EU
関連業種: 自動車・二輪車マクロ・統計・その他経済

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