欧州31カ国中、母親の有給出産休暇が最も長いのはエストニア――。国連児童基金(ユニセフ)が13日発表した最新調査で、こうした事実が明らかになった。
調査はユニセフの下部組織であるイノセンティ研究所が実施。欧州31カ国に、米国や日本などを加えた先進国41カ国を対象に、有給出産休暇や就学前の子どもへの教育などを調査した。母親への有給出産休暇を見ると、欧州連合(EU)加盟28カ国にスイス、ノルウェー、アイスランドを加えた欧州31カ国の中で、エストニアが最も長い85週間を付与していた。2位は72週間のハンガリー、3位は65週間のブルガリアと続く。最下位はスイスで8週間。アイルランド(9週間)、英国(12週間)も短かった。
調査は、子どもの発育には幼少期が重要だと啓発するユニセフのキャンペーンの一環。ユニセフは最低でも6カ月間の有給出産休暇の必要性を呼び掛けている。[労務]
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