英携帯電話サービス大手ボーダフォンは13日、2019年3月期の純損失が76億4,400万ユーロとなり、前期の27億8,800万ユーロの黒字から赤字に転落したと発表した。インド子会社と地場同業アイデア・セルラーの事業統合に絡む減損処理が響いた。
売上高は6.2%減の436億6,600万ユーロ。うち大半を占めるサービス収入は392億2,000万ユーロと継続事業・恒常為替レートベースで0.9%減っている。これを地域別に見ると、全体の7割以上を稼ぐ欧州は2.5%減少。中でもスペインが6.4%縮小し、イタリアは5.9%、英国は5.1%それぞれ落ち込んだ。半面、ドイツは0.5%のプラスを確保した。欧州以外の地域は6.1%増えている。
グループのEBITDA(利払い・税引き・償却前利益、特別損益除く)は141億3,900万ユーロと、1年前から4.1%減少した。
ボーダフォンは今年度について、特別損益を除くEBITDAが138億~142億ユーロになると予想している。
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。