独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は12日、グループ全体の3月の販売台数が99万8,900台となり、前年同月比4.3%減少したと発表した。足元の欧州では前年をわずかに上回ったものの、アジアや中南米が不振だった。
ブランド別に見ると、「VW」ブランドは54万2,700台と7.2%減少。高級車のアウディは0.5%、チェコ子会社シュコダは5%それぞれ減った。高級スポーツカーのポルシェは大きく10.6%落ち込んでいる。一方、スペインのセアトは3.8%増加した。
地域別に見ると、欧州は48万3,100台と0.6%拡大。西欧は1.4%増え、うちドイツは2.4%のプラスだった。中東欧は3.6%減ったが、ロシアに限ると1.6%伸びている。
北米は3.7%伸ばし、うち米国は8.2%増の6万2,500台。中南米はブラジルが3.9%拡大したものの、全体では10.2%落ち込んだ。中国は9.4%減って32万4,900台となり、アジア・太平洋では9.9%減に沈んでいる。
1~3月の累計販売台数は、全世界で前年同期比2.8%減の260万5,600台となっている。
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