ドイツ連邦陸運局(KBA)は3日、3月の新車登録台数が34万5,523台となり、前年同月比0.5%減少したと発表した。国内外のメーカーで明暗が分かれ、6カ月ぶりにプラスを回復した前月から再びマイナスに転じた。
メーカー別に見ると、ドイツ車はフォルクスワーゲン(VW)が2.9%減少。一方、仏グループPSA(旧プジョー・シトロエン・グループ)傘下のオペルは6.4%増加した。
高級車はBMWが3.1%減少。VW傘下のアウディは15.9%伸びたが、ポルシェは9.5%落ち込んだ。ダイムラーはメルセデス・ベンツが5.2%縮小した半面、超小型車スマートは12.6%拡大している。
外国メーカーは米フォードが4.7%減少。フランス勢はルノーが0.6%減った。プジョーは横ばいで、姉妹ブランドのシトロエンは4.3%のプラスだった。
日本勢は、トヨタ自動車(レクサス除く)が14.2%減少。日産自動車は38.7%、ホンダは39.7%それぞれ縮小した。スバルは22.6%落ち込み、マツダは3.5%減っている。一方、スズキは11.6%、三菱自動車は5.6%それぞれ増加した。
燃料別ではガソリン車が全体の60.2%を占めたが、販売台数は1年前から6.4%縮小。ディーゼル車のシェアは32.4%で、登録台数は2.7%拡大している。ハイブリッド車(HV)のシェアは5.1%。電気自動車(EV)は1.9%だった。
1~3月の累計登録台数は全体で88万92台となり、1年前を0.2%上回っている。
■輸出は9%減
独自動車工業会(VDA)によると、加盟メーカーの3月の輸出台数は34万3,300台となり、前年同月比で9%減少。生産台数は14%減の45万1,400台だった。
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