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自動車部品ZF、米ワブコを70億ドルで買収

独自動車部品大手ZFフリードリヒスハーフェン(Friedrichshafen)は3月28日、商用車向けブレーキシステムを手掛ける米ワブコ(Wabco)・ホールディングスを買収することで合意したと発表した。取引額は70億ドルで、ZFはワブコ取得により商用車向けの自動運転技術などを強化する。

ZFは、ワブコ株1株当たり136.5ドルを支払う。これはZFによる買収の可能性が明るみに出た2月27日の前日終値に13%のプレミアムを上乗せした水準だ。ZFの執行役会と監査役会、ワブコの取締役会は既に承認しており、取引は2020年前半の完了を見込む。合併後の売上高は400億ユーロ程度となり、自動車部品メーカーとしては独ロバート・ボッシュとコンチネンタルに次ぐ世界3位に浮上する見通し。

ワブコはトラックやバス、トレーラーのブレーキ制御システムや安全向上技術、効率化とコネクティビティーに強みを持つ。昨年の売上高は33億ユーロで、40カ国で約1万6,000人の従業員を擁する。

ZFにとり、ワブコ取得は同社の次世代モビリティー戦略の一環。取引後は商用車向けブレーキングソリューションが新たにポートフォリオに加わる予定で、自動運転機能の制御にとって大きな役割を担うとみている。また、両社の顧客がZFの完全統合型システムや、eモビリティーや自動運転機能向けの新ドライブシステムへのアクセスを得ると説明。工場敷地内や空港、農場など複雑な交通環境にさらされていない場所での使用車両にも、自動運転機能を標準装備できると意気込んでいる。

ZFは、シュテファン・ソマー前最高経営責任者(CEO)の下で2015年に米同業TRWオートモーティブ・ホールディングスを買収。2017年にもワブコの買収を検討したものの、同社に93.8%を出資するドイツ南部フリードリヒスハーフェン市傘下のツェッペリン財団の反対により、断念した経緯がある。[M&A][労務]


関連国・地域: ドイツ米国
関連業種: 自動車・二輪車電機農林・水産その他製造金融建設・不動産運輸IT・通信マクロ・統計・その他経済

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