独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は11日、グループ全体の2018年の販売台数が前年比0.9%増の1,083万4,000台となり、最高記録を更新したと発表した。ライバルのルノー・日産自動車・三菱自動車連合とトヨタ自動車の数字はまだ発表されていないが、世界首位を争っての接戦が予想される。
地域別に見ると、最大市場の中国は420万7,100台と0.5%拡大。欧州は1.2%増の438万700台で、うち西欧はほぼ横ばいだったが、足元のドイツは0.1%落ち込んだ。中東欧はロシアが大きく19.8%増え、全体では7.1%のプラスとなった。
北米は2%減少したが、うち米国は2.1%増加。中南米は13.1%伸び、うちブラジルは30.4%のプラスだった。
ブランド別では「VW」の乗用車が0.2%増の624万4,900台と、過去最高を記録。半面、高級車部門アウディは3.5%減の181万2,500台となった。チェコ子会社のシュコダは125万3,700台と4.4%拡大した。スペイン子会社のセアトと高級スポーツカーのポルシェはそれぞれ10.5%、4%増えた。
商用車は「VW」が0.4%増の49万9,700台。独MANは19.6%、スカニア(スウェーデン)は6.3%それぞれ伸びた。
12月単月ではグループ全体で91万6,200台と、8.4%縮小している。
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