独ルフトハンザ航空は10日、2018年の旅客輸送実績を発表した。グループ全体の乗客数は前年比10%増の1億4,233万5,000人となり、2年連続で欧州首位に輝いた。ルフトハンザ航空や傘下のスイス・インターナショナル、オーストリア航空がいずれも好調だった。
グループの旅客輸送実績は有償旅客キロ(RPK)換算で9%増えた。搭乗率は81.4%と0.5ポイント上昇している。発着便数は122万8,920便と8.9%増加した。
ルフトハンザ(地域航空含む)ブランドに限ると、乗客数は6.5%増の7,010万8,000人。搭乗率は81.4%と0.2ポイント低下した。傘下のスイス・インターナショナル(エーデルワイス航空含む)とオーストリア航空の乗客数はそれぞれ9.5%、8.5%拡大。格安航空ユーロウイングスや買収したブリュッセル航空を含む「ユーロウイングス・グループ(旧:2地点間輸送部門)」は18%伸びている。
貨物部門ルフトハンザ・カーゴの輸送実績は貨物トンキロ(CTK)換算で4.3%増加。積載率は66.4%と2.3ポイント低下した。
一方、アイルランドの格安航空大手ライアンエアーの乗客数は前年比8%増の1億3,920万人と、ルフトハンザに及ばなかった。
英ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)とスペインのイベリア航空を運営するインターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)の2018年の乗客数は1億1,292万人で、1年前から7.7%拡大。仏蘭資本のエールフランスKLMは2.8%増の1億144万7,000人だった。
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