トルコ統計局(TUIK)は3日、2018年12月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比20.3%上昇したと発表した。伸びは前月の21.6%から減速した。
最も値上がりしたのは家具・住宅設備で、大きく31.4%上昇。食品・非アルコールと水道・電気・ガス・その他燃料はそれぞれ25.1%、23.7%値上がりした。娯楽・文化(20.9%)やホテル・外食(19.8%)の伸びも目立つ。
CPIは前月比では0.4%低下し、うち衣料品・履物は4.1%、運輸は2.6%値下がりした。
併せて発表された12月の生産者物価指数(PPI)は前年同月比33.6%上昇。伸びは11月の38.5%から減速した。前月比では2.2%低下している。
トルコ中央銀行は昨年12月に開いた金融政策委員会(MPC)で、主要政策金利の1週間レポ金利を24%に据え置くことを決めた。先には政府と、インフレ率を1桁台に低下させた上で、中期的に5%での安定化を目指すことで合意していた。
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